2016年12月29日
漢方薬の正しい飲み方を頭に入れておこう
一言で薬といっても、実にさまざまな種類があります。その中でも、昔からたくさんの人たちに選ばれているのが漢方薬ではないでしょうか。大きな魅力は、西洋医学では対応できない未病や冷え性といった症状にも対応できる点にあります。しかも、急性から慢性まで、幅広い症状に応用することができます。種類も湯剤や散剤、丸剤、エキス剤と豊富に用意されています。
基本的な飲み方としては、いずれも空腹時にお水か白湯で飲むのが一般的だと言われています。薬の効果を十分に引き出すためには、胃が空になっている状態の食前や食間に服用し、食べ物と混合させることなく、きちんと吸収させることが大きなポイントになります。また、お茶やジュース、牛乳などで服用してしまうと吸収に影響が出てしまいますので、きちんと効果を実感するためには必ずお水か白湯で飲むようにしましょう。
ちなみに、散剤のにおいが強く感じたり、そのままお水で飲むと苦くて飲みにくいと感じる場合は、オブラートに包んで服用するとよいでしょう。オブラートは薬局やドラッグストアなどで手軽に購入できますし、においや苦みを気にすることなく服用できるので、どなたでも安心して続けることができます。漢方薬は長く飲み続ける場合も多いので、オブラートに包んで服用する飲み方を頭に入れておくと安心して続けられます。